開催概要

WICIシンポジウム2016のご案内

2008年から毎年続けてまいりましたWICIシンポジウムも回を重ね9年目を迎え、「WICIシンポジウム2016」を来る12月2日(金)に早稲田大学大隅講堂で開催いたします。

企業をはじめ社会とのかかわりを重視する多くの組織が、ステークホルダーと共に自らの社会的存在意義を適確に理解してもらう必須の意思疎通の手段として統合報告を活用し始め、わが国の上場会社に限っても本年は統合報告書の公表会社が300社を超すと言われています。

このように統合報告はわが国を含めグローバルに定着したかのように見えますが、なお改善の余地が残されています。WICIが、協働組織である「国際統合報告審議会(IIRC)により2013年に公表された「統合報告(<IR>)フレームワーク」を補完するものとして、本年9月に発表した「WICI Intangibles Reporting Framework(WIRF)」もその改善提案の一つに他なりません。折しも本年11月より、その設立以来CEOとして統合報告運動を推進してきたPaul DruckmanがRichard Howitt(欧州議会議員)に交代することから、IIRC自体が新たな段階に進むと見込まれています。

この機会に、次のような概要の「WICIシンポジウム2016」を開催いたします。
1)統合報告の今後の展開を示唆する基調講演を受けて、2)セッション1で「統合報告(<IR>)」の現状を総括するとともに、3)セッション2で<IR>フレームワークを実践するときに関係者の理解を妨げている’outcome’概念を経営の基軸にしている事例の紹介と分析を行い、4)セッション3で複数会社を束ねた企業において統合思考経営に挑戦する事例の紹介と分析を行い、5)セッション4で国連が提唱する「持続可能な開発の17目標(SDGs)」を日本企業がそれぞれの企業文化にどのように融合させたらよいのかの事例の紹介と分析を行います。そのうえで6)総括セッションとしてWIRFの好評を踏まえ統合思考経営を深化させるのにWICIの活動をどのように展開させたら良いのか、を関係者に議論していただきます。併せて、「第4回WICIジャパン統合報告優良企業賞の授賞式」を行います。

お誘いあわせのうえ、ふるってご参加いただければ幸いです。

Stefano Zambon
Chairman
World Intellectual Capital/Assets Initiative

WICI Symposium 2016
統合報告<IR>を磨き上げて統合思考経営へ展開する
主催World Intellectual Capital/Assets Initiative(WICI)
後援経済産業省(後援依頼中)
国際統合報告評議会 (International Integrated Reporting Council‐IIRC)
協賛(予定)有限責任あずさ監査法人、PwC あらた監査法人、新日本有限責任監査法人、有限責任監査法人トーマツ、太陽有限責任監査法人、(株)エッジ・インターナショナル、(株)電通、トッパン・エディトリアル コミュニケーションズ(株)、(株)バリュークリエイト、(株)ファルコン・コンサルティング、他(交渉中)
開催日2016年12月2日(金)
会場早稲田大学大隈講堂(大講堂・小講堂)
〒109‐0071 東京都新宿区戸塚町1-104
電話: 03-3203-9746
https://www.waseda.jp/culture/en/facility/